★★★中世都市の繁栄

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☆根底

大開墾の時代と呼ばれる耕地の拡大による農業生産の躍進かある

この時代に最も普及した農法は三圃制

1.北イタリア都市(地中海商業)

・ヴェネツィア
アドリア海の女王
東地中海の商業交易で繁栄
北イタリア都市商人が中心となりユーラシア大陸の東との商業交易が活性化

・ピサ
12世紀に最盛期を迎えロマネスク様式の大聖堂を建造

・ジェノバ

・フィレンチェ
メディチ家

東方貿易(レヴァント貿易)
ヴェネツィアが独占
地中海地域東岸に送られてきたアジア物産品、とくに香辛料や絹織物、宝石などの嗜好品をヨーロッパに運び大きな利益を得た。

ドージェ(総督)
ビザンツ帝国の支配受け、その法的関係は長く続くが、次第に港市として発展し、独自に統領(ドージェ)を市民の中から選出して共和政をとり、都市貴族層と一般市民の間での連体感が強まり、政治が安定したので経済的に発展。都市共和国(コムーネ)として自立していく。

2.北海・バルト海、フランドル
リューベック、ブレーメンの北ドイツ諸都市
北海 木材、にしん、鉄、琥珀
バルト海 毛皮、木材、穀物
フランドル 毛織物
※フランドル地方に今日のドイツは含まれない

3.南北(イタリア〜北海)を結ぶ
シャンパーニュ地方(プロヴァン、トロワ他)
定期市

南ドイツ
ニュルンベルク、アウグスブルク
アウグスブルグは大量の銀を産出しフッガー家で繁栄

4.自治都市(コムーネ)
11世紀から12世紀、中世都市は自治権を獲得
北イタリア ロンバルディア同盟 中核 ミラノ
北ドイツ ハンザ同盟 盟主 リューリック
商館 ロンドン、ブルージュ、ベルゲン、ノヴゴロド(毛皮)
・ギルドと呼ばれる同業組合が自治運営の中心
・13世紀手工業者が同職ギルド(ツンフト)を組織

商人ギルドが支配する市政はツンフト闘争を経て手工業者の参加が見られるようになった。

・都市の自治権の内容は国や地域により多様
・都市の周囲は一般に市壁(城壁)
・イタリア北部・中部の諸都市では、有力者が周辺農村領域を支配することで自由を得ていた。
・ドイツの諸都市は皇帝から特許状、神聖ローマ皇帝直属の帝国都市

皇帝直属の自由都市として諸侯と拮抗

「都市の空気は自由にする」
・15~16世紀規律強化→親方株が制限されたり、就業期間が終了した場合職人たちは遍歴を繰り返すこともあった。

5.中世都市の性格
・中世都市の自由とは封建領主から自立した状態
・自由は都市への封建的特権にすぎず内部の都市民はギルドの営業規制や厳しい身分的束縛により個人的自由を制約された。
・市政参加も商人ギルドの大商人や同職ギルドの親方に限られ、政治的自由も限定された。

☆ここで問われた

2021年文学部
2019年文学部
2019年商学部
2012国際教養

2004教育

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