音楽や美術においてその作品が初めて作られた時の姿こそが本来の姿と見なされるやすい
↓しかし
作品の最初の姿を保存しようとすると活用は難しく、今活用しようとすると姿を変えざるを得ない【アポリア】
↓ということで
文化の現れ方は社会的コンテクストによって その都度変容し多様である
↓結論
音楽や芸術の 本来の姿とは様々なコンテクストやメディアとの関わりの中で 歴史的に形成され 変容しながら その都度立ち現れるものであり一つの形に定まらないという見方もとれる
アポリア
通路または手段のないことを意味している。アリストテレスによれば解決しがたい事柄を意味し、同一の問いに対する答として二つの相反する合理的な意見が提出されるとき、アポリアがあるという。現代では、放置できない論理的難点をさすのに用いる。