【現代文】空間と身体

路地的身体
空間を基点とした考え方で 路地 という空間のあり方が人の身体の動きを導くというもの身体的路地
人を起点とした考え方で人の動きが路地の場所や空間に様々な 相貌を与えていくというものである

路地という空間とそこに暮らす人々の身体が相互に関係しあい 影響し合うことで 路地 と身体とが共に変化し 形成されていく

アジール
路地は日常を支える大きなシステムが機能しなくなった時に代わりに中心となり得る場所であり 日常の規範や 支配的な力が及ばない 避難所となりえる。
そうした場所や空間は作られたものであっても自生的で有機的であり 空間を一元的に管理し 効率的に利用しようとするシステムに包摂 されない 集まってくる人や生き物たちと繋がり合いながら変化し続ける場所である。

寺、教会などの聖域
風景の縁や隙間にある有機的で境界的な場所
中庭や縁側や井戸端

例 塀の上にいる時は鬼に捕まらない
家への教会にある 塀の上は駆け回る 身体に道としての可能性を発見させる遊び場であったが その場に入ると古都の路地空間と同様に 日常の規範や 支配的な力の及ばない 避難所としての聖域になると考えている